小児近視研究のご紹介
愛知医科大学眼科クリニックMiRAIでは、近視が進みやすいとされる7~10歳のお子さまを対象に、近視の病態メカニズムの解明を目指した研究を行っています。
研究では、オルソケラトロジーレンズを装用される方、および一般的な眼鏡を装用される方について、通常の検査に加えて、大学病院ならではの最先端の機器を用いた検査を半年ごとに行い、眼球の成長について詳しく調べていきます。
オルソケラトロジーを始めたい方、眼鏡を使用していて定期検査を受けたい方、はぜひご相談ください!※通常診療に含まれる検査の費用、レンズ・眼鏡代は患者様負担となりますが、追加で実施する検査へのご協力に対して謝礼金をお支払いします
近視のお子さまへ
臨床研究に参加していただけるお子さまを募集しています!
- 参加条件
-
- メガネをかけている
- 7〜10歳
- 両眼とも-4D以下の近視※
- 愛知医科大学眼科クリニックMiRAIに通院できる
- 目的
- 近視の進行に伴う眼球の
変化について、詳しく調べます - 内容
- 半年に一度、2〜3時間の眼科検査を受けていただきます(2年間、計5回)
- 通常の近視診療にはない「眼底検査」や「角膜形状検査」といった検査を行い、眼の状態を詳しく調べます。(痛みを伴うものはありません)
- 検査はすべて無料です。
参加いただくと…
- お子さまの眼の健康を守ります
- 近視は、将来の眼の病気になるリスクを高めることがわかってきています。定期的に詳しい検査を受けることによって、お子さまの眼の健康を見守り、異常の早期発見につなげることができます。
- 謝礼金をお渡しします
- 1回の検査につき1万円(最終回は2万円)をお支払いいたします。
ご興味のある方、詳しいご説明をお聞きいただける方は、相談窓口まで、
まずはお電話か募集フォームにてご連絡ください
近視とは?
眼球が伸びた結果、光の焦点が網膜の手前に位置するために、遠くのものがボケて見える状態をいいます。アジアを中心に世界で増えており、背景には外遊びの減少など生活環境の変化があるとされています。強い近視では、将来的に緑内障や網膜剥離といった眼の病気になりやすいと考えられています。
画像引用元:メニコンwebサイト
強い近視に
ならないためには?
すぐできる方法としては、近くを見る時間を減らすこと、外で遊ぶ時間を増やすことがあります。その他に、低濃度アトロピン点眼、オルソケラトロジー、多焦点コンタクトレンズ、特殊眼鏡などの治療法がありますが、当院ではオルソケラトロジーを処方しています。
※いずれの治療法も、日本国内において「近視の進みを抑える効果」があると正式に認められた方法ではありませんが、海外の研究報告に基づいて医師の判断により処方が行われています。
オルソケラトロジーとは?
寝るときに特殊な形状のハードコンタクトレンズをはめることで、眼の表面の形状を変化させ、近視を矯正する方法です。レンズを外しても形状が維持されるため、昼間は裸眼で遠くを見ることができます。近視矯正効果だけでなく、「近視の進みを抑える効果」があることが近年報告されています。
画像引用元:メニコンwebサイト
当院での費用
レンズ代+診療代がかかります。研究にご協力いただける場合は、謝礼金をお支払いします。
← 横スクロールしてご覧ください →
期間 | 費用(税込) | |
---|---|---|
トライアル | 1か月 | 11,000円 |
装用1年目 | 1年 | 165,000円 研究に協力いただける場合⇒135,000円 |
装用2年目~ | 1年 | 22,000円 研究に協力いただける場合⇒0円 (+8,000円) |
通院スケジュール
- 適応検査
- 治療スタート
-
はじめの1か月間
レンズの調整や、
眼の状態チェックのために
複数回検査を実施します。 - 装用開始1ヵ月後
- 装用開始3ヵ月後
- 以後3ヵ月ごと